医療・健康関連キーワードの検索結果の変化を調べてみました

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2017.12.29
医療・健康関連キーワードの検索結果の変化を調べてみました

12/6にGoogleの公式ブログにて「医療や健康に関連する検索結果の改善について」という記事が発表されました。
内容は短いので実際に読んでいただきたいのですが、まとめると以下の内容となっています。

  • 医療や健康に関連する検索結果を改善しました
  • 医療従事者や医療機関などから提供される信頼度の高い情報が上位化しやすいです
  • 今回のアップデートは医療・健康系の検索のおよそ60%に影響します
  • 一般ユーザーでもわかるように専門用語を多用するのでなく、わかりやすい言葉でコンテンツを作成してください

実際に12/6付近の医療・健康系ワードを確認しますと、はっきりと順位が動いていることが確認できました。
この記事では、今回のGoogleアップデートによって医療・健康系ワードの上位サイトがどのようなサイトで占められるようになったのか確認していきたいと思います。

病名系ワードの変化

医療・健康に関連する検索結果を改善したということですので、まずは病名系のワードについて調べてみました。
調べたのは以下のワードとなります。

  • 「がん 治療」
  • 「生理痛」
  • 「インフルエンザ」
  • 「骨折 対処法」
  • 「風邪 治す方法」

どのワードも誤った情報を発信してしまいますと、人の命に関わるようなワードとなっています。
上位5位までのサイトの特徴についてまとめてみました。「信頼度の高い情報が上位化しやすい」とありましたが、確かにその通りの結果となっておりました。

  • 国営サイト(国立がん研究センター、国立感染症研究所など)
  • 大手製薬会社のサイト
  • ウィキペディア
  • 医師プロフィールを掲載しているサイト

などが上位サイトの特徴として確認できました。
もちろん全てのサイトが上記に当てはまるということではないですが、どれかにあてはまるサイトが上位サイトには多くありました。

専門用語などは使われているサイトも多くありましたが、比較的わかりやすい文章で書かれていて、写真やイラストなども使っているサイトが多かったので、Googleはその辺も宣言通り見てきていると思われます。
逆に国営サイトの堅い文章はわかりやすいとは言えませんが、図など多用されておりその点ではわかりやすいと感じました。また、信頼度の高さで上位に表示されているという印象を受けました。

サプリ系ワードの変化

人命に関わるというところまではいかないまでも、正しく使用しないと人の健康に影響のある分野のワードで調べてみました。
調査ワードは以下です。

  • 「サプリメント 通販」
  • 「カルシウム サプリ」
  • 「コエンザイム」
  • 「ローヤルゼリー」
  • 「青汁」

結果は、病名系ワードに比べますと、国営サイトなどはかなり少なくなり、医師プロフィールを掲載しているサイトもほぼございませんでした。
特徴としては以下のようなサイトが多く上位にございました。

  • 健康食品、化粧品の通販大手
  • ウィキペディア
  • 国営サイト(1件だけですが)

病名系ワードと異なり、通販サイトが多く上位にいるという状態です。商品一覧ページのため、そこまで長い文章も少なく検索したワードの説明というよりも商品の簡単な説明が書かれているという状態でした。
グラフなどを使用して商品を使用した場合の効果などを掲載しているサイトもあり、わかりやすくコンテンツを作っている印象がありました。
アフィリエイト目的のサイトなども上位に表示されており、病名系ワードに比べると今回のGoogleアップデートから受けている影響は少ないという印象です。

美容系ワードの変化

医療・健康に関連するワードとして美容系ワードについても調査致しました。
調査ワードは以下です。

  • 「ダイエット」
  • 「脱毛」
  • 「育毛」
  • 「ヨガ」
  • 「ストレッチ」

結果は、病名系ワード、サプリ系ワードでは上位に表示されていた国営サイトが1件も出てきませんでした。
医師のプロフィールや医療関係者監修という情報も掲載しているサイトはほぼございませんでした。
上位サイトに多く見られたサイトが以下の様なサイトとなります。

  • 有名雑誌のサイト
  • ニュースサイト
  • NAVERまとめ
  • ウィキペディア
  • 比較サイト

病名系、サプリ系と較べて比較サイトが強い印象を受けました。おそらく「脱毛」や「ヨガ」など実店舗を探している人が検索するワードが含まれていた影響もあるかと思います。
こちらのワードでは医師監修などの記述がなくても、検索ユーザーの求めている情報を提供できれば上位化することが可能な印象がありました。

まとめ

今回は、12/6のGoogleアップデートによって医療・健康関連の上位サイトがどのようなサイトで占められているのか調査しお伝え致しました。

今回の調査で、病名系のワードに関しては医療関係者の監修したコンテンツなどでないと上位化させるのが非常に難しくなってしまったという印象を受けました。
その他のサプリ系や美容系のワードに関しては、逆に医師プロフィールなど掲載しているサイトの方が少なく、わかりやすい言葉でコンテンツを作成することで上位も狙っていけるのではないかと感じました。

今後の対策として、医療・健康関連のワードだけでなく、Googleの公式ブログに書かれていますが、「一般ユーザーでもわかるように、わかりやすい言葉でコンテンツを作成」というのが、1つポイントとなるかと思います。

あとは、関連する情報やついでに知っておいた方がいい情報などもリンクでたどれるようにしておいてあげると、よりユーザーに親切なコンテンツを作成でき、Googleからも評価されるようになるかと思います。

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