Googleアルゴリズムアップデートの履歴から見る今後のSEO対策

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2018.07.31
Googleアルゴリズムアップデート

2011年からYahoo!はGoogleの検索エンジン技術の提供を受けるようになり、検索エンジンアルゴリズムの正解では事実上Googleの一人勝ちとなりました。 そんな誰もが認めるGoogleの優れたアルゴリズムですが、現在に至るまでに数多くのアルゴリズムアップデートを繰り返し、その時代の流れやSEO施策に対抗してきました。 今まで代表的なアップデートを古いものから順におさらいし、今後のGoogle SEO対策の向かう先を予測したいと思います。

 

 

【パンダアップデート -PANDA UPDATE-】 2011年2月

パンダアップデートとは、低品質のサイトや内容の薄いサイトの評価を下げる為のアルゴリズムアップデートです。この時、対象となったのが「コンテンツファームと呼ばれる低品質コンテンツを大量に掲載するようなサイト」や「コピーコンテンツの排除」などが挙げられます。

「コピーコンテンツ」などは現在でも特に重要なマイナス要因としてクライアントにお伝えしております。

パンダアップデートについては下記の記事でも解説しています。

【ペンギンアップデート -PENGUIN UPDATE-】 2012年4月

ペンギンアップデートとは、検索順位を上げることを目的に作られた悪質なリンクに対して順位評価を下げるアルゴリズムアップデートです。この時、対象となったのが「ワードサラダと呼ばれる、システムで自動構築されたような意味不明なテキストを利用した被リンクサイト」や「リンクプログラムと呼ばれるディレクトリサービスからのリンク」、「クローキングと呼ばれる悪質なリダイレクト」、「隠しテキスト」などが挙げられます。

この時期多くのサイトがGoogleペナルティの餌食になり、多くのSEO業社や代理店が事業撤退や廃業に追い込まれました。その頃からSEO対策コンサルタントをしていた私の周りでも、多くの営業やコンサルタントが転職しSEO業界から離れていくのを見ました。

ペンギンアップデートについては下記の記事でも解説しています。

【ハミングバードアップデート -HUMMINBIRD UPDATE-】 2013年8月

ハミングバードアップデートとは、言葉と言葉の羅列で検索ワードを認識していたのが、言葉と言葉で文章を理解し検索結果に反映するアルゴリズムアップデートです。「ラーメン」「近く」と単語の羅列で検索結果を表示していたのですが、ハミングバードアップデート後は「近くのラーメン屋さんを探したい」と言う検索ユーザーの意図を汲み取った検索結果を表示するようになりました。これによりテールワードの重要性があがり、近年のコンテンツSEOからのテールワードの上位化を狙いつつ全体的なアクセス数アップにつなげる施策が出てきました。

 

 

【ペイデイローンアップデート -PAYDAYLOAN UPDATE-】 2014年5月

アダルト系や金融系、その他ギャンブル系などのグレーなサービスや商材を取り扱うサイトが利益目的の強力なブラックハットSEOを行う傾向にあり、そういったサイトを監視し検索結果から排除するアルゴリズムアップデートです。

 

 

【モバイルフレンドリーアップデート –MOBILE FRIENDLY UPDATE-】 2015年4月

モバイルフレンドリーアップデートとは、スマートフォンの普及に伴い、スマートフォンやタブレットの画面サイズに合わせてホームページが見やすく最適化されているかをチェックするアルゴリズムアップです。

▼関連記事

【モバイルファーストインデックス –MOBILE FIRST INDEX-】 2018年3月〜

モバイルファーストインデックスとは、今までデスクトップやノート型のパソコンでの表示を基に順位の評価をおこない、スマートフォンなどのモバイルからの検索結果を表示していましたが、モバイル版の表示を基にして順位の評価をおこなうように変更しました。

こちらは各サイトに随時てきようしていっており浸透するのにもう少しかかる見込みです。

モバイルファーストインデックスについては下記の記事でも解説しています。

最後に

ここまで大きな流れとポイントとなるアルゴリズムアップデートをご紹介致しました。

この7年間でGoogleのアルゴリズムは凄まじく進化して来ました。

スマートフォンが評価対象になり、個人情報・GPS位置情報など色々な情報が検索結果に反映されてきています。Facebook広告やLINE広告などのSNS広告ではすでに当たり前になっていますが、検索ユーザーの年齢に合わせた検索結果を表示させるような、年齢でのセグメントなども出てくるかも知れません。

そうなると情報を発信する側も受信する側も、より無駄がなく、もっと便利に検索エンジンを利用できますね。

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