Googleが重要視するE-A-Tとは?具体例を踏まえたコンテンツSEO対策

コンテンツSEO・コンテンツマーケティング
2019.10.07
Googleが重要視するE-A-Tとは?具体例を踏まえたコンテンツSEO対策

SEO対策においてコンテンツ重視が叫ばれる昨今ですが、その中でもE-A-Tはとりわけ重要なファクターです。

その一方で明確な指標というものが存在せず、重要であることはわかっていても具体的にはどう対策を取れば良いのか分からない概念の代表格と言えるでしょう。

本ページではE-A-Tの意味を改めて掘り下げ、SEO対策においてどのように活用していくかを説明していきます。

E-A-Tとは?

Googleが定めるページ評価基準の一つで、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとってE-A-Tと呼ばれています。

それぞれの項目について簡単に説明すると以下のようになります。

  • Expertise(専門性)
  • メインコンテンツ(以下MC)の作成者がそのジャンルへの知識や経験、資格を有している。十分な知識に裏付けられた独自の見解や専門性の高い情報等。
  • Authoritativeness(権威性)
  • MCの作成者やコンテンツが権威を持っている、あるいは権威を持っている機関や人物から認められている。多くの人間ないしは権威からの評価。
  • Trustworthiness(信頼性)
  • MCの作成者やコンテンツが信頼できる。コンテンツないしはその作成者の正確性、ユーザーファーストの姿勢。

E-A-Tの重要性とその変遷

E-A-Tは2014年3月に公開された一般的なガイドライン(General Guideline)Ver.5.0が初出の概念で、以降のバージョンの一般的なガイドラインの中でもたびたび言及されています。

2017年3月のガイドラインではページ品質評価の最上位に表示されるようになり、ページ品質評価の基準としての重要性は日に日に増してきていると言えるでしょう。

それまでのGoogleの基準となっていた「MCの質と量」はE-A-T登場以降、徐々に記述の量や優先順位が下がり、2017年3月の改訂ではPage Quality Rating: Most Important Factors(ページ品質評価:最も重要な要素)の項目において2番目に表記されるようになり、1番目にはE-A-Tが表記されるようになりました。

以下はガイドラインのPage Quality Rating: Most Important Factorsの項目における記述の順番です。

一般的なガイドライン 2016年3月版
  • メインコンテンツの質と量
  • ウェブサイトの情報とその情報における責任者
  • ウェブサイトの評判
  • 専門性・権威性・信頼性
一般的なガイドライン 2017年3月版
  • 専門性・権威性・信頼性
  • メインコンテンツの質と量

  • ウェブサイトの情報とその情報における責任者
  • ウェブサイトの評判

このように、Googleが外部リンク重視からコンテンツ重視へと検索順位の基準を変更してから長らく評価の中心であり続けた「メインコンテンツの質と量」を抑えて最上位に記述されることを見てもGoogleがE-A-Tを重要なファクターとして扱っていることが判るでしょう。

何故コンテンツSEOにE-A-Tが必要なのか?

現在におけるE-A-Tの重要性

ここまでE-A-Tの重要性について言及してきましたが実は2019年現在、一般的なガイドラインのPage Quality Rating: Most Important Factorsでは一番上にE-A-Tは記述されていません。

しかし実質的にはE-A-Tは依然としてコンテンツSEOにおいて中心的な役割を果たしていると言えます。どういうことかと言うと2019年版のガイドラインのPage Quality Rating: Most Important Factorsの項目を見てもらえれば早いでしょう。

画像の通り項目の最上位にあるのはThe Purpose of the Page(ページ目的)で、その次にE-A-Tが言及されています。

更にそれまでの主要な評価基準であった「MCの質と量」、「ウェブサイト情報/ MCの責任者」、「ウェブサイトの評判/ MCの責任者に関する評判」がUse your research on the additional factors below to inform your rating(評価を知らせる以下の追加要素を研究に活用する)と記述されているようにE-A-Tに付随する要素に変更されていることが分かります。

このThe Purpose of the Page(ページ目的)は2018年7月にPage Quality Rating: Most Important Factorsに追加されるなりE-A-Tを押しのけ最重要項目として扱われるほどの重要なファクターで、コンテンツの質と量よりもユーザーのニーズを満たすというNeeds Metの方針を体現する評価項目と言えます。

現在でもE-A-TがコンテンツSEOにおいて重要である理由

ページ目的の追加に伴い、ユーザーの意図に沿わないページはいくら高品質のコンテンツを有していても低評価を付けられる可能性があるというある種の大胆な方針転換が行われました。

それではページ目的がSEOの中心となるのかと言われると答えはイエスでもありノーでもあります。と言うのも、ページ目的に対するSEOというのはメインコンテンツの方向性を明確にするという非常にシンプルな手段以外に方策の取りようがないからです。

一方E-A-Tは複雑な概念であると同時にページ目的によって要求される要素や水準が変わってくるので必然的に細かな対策が必要になってきます。

言うなればページ目的は高評価を得るための前提であるので必須ではあるのですが方策を立てる要素が少なく、SEOという観点から見れば上積みできるE-A-Tの方が対策を講じる機会が多くなるというわけです。

E-A-Tを意識した高品質コンテンツを作るには―具体例を踏まえて

E-A-Tを向上させる上で特に重要なことは二つです。

一つは低評価を避けること、もう一つはE-A-Tはコンテンツの作成者、あるいはコンテンツそのものに対する評価が大部分を占めることです。これら二つを踏まえると曖昧な概念であるE-A-Tに対して方策が立てやすくなります。

E-A-Tが低いと判断される状態とその対策

なぜ低評価を避ける必要があるかというと、E-A-Tはどれか一つが評価されれば良いという類のものではなく、どれだけコンテンツの質が高くてもそろって高評価の水準を満たしていなければ良くて中評価、悪ければ低評価をつけられてしまうからです。よって以下の要素がある場合は即座に改善が必要になります。

  • MCの作成者に十分な知識が存在していない、あるいはそう判断されてしまう
  • MCの品質が低く、ありふれた情報あるいは曖昧な情報しかない状態。

    YMYL(Your Money or Your Life)、すなわち商品の売買や金融などの金銭が要求される問題、医療や法律などの生命や生活に対して重大な問題のように高いE-A-Tが要求される場合は専門家の監修をつけることが確実です。そうでない場合はeveryday expertise(毎日の専門知識)と呼ばれる日常生活や個々の経験に基づいた知識を使い、独自性の高いコンテンツを作成してください。

  • ページのトピックに関して信頼に足る情報源がない
  • 出所が不確かな情報や科学的根拠のない情報を使っている。

    できる限り出典の確かな情報を使い、出典を明記する。疑似科学といったフェイクや証明されていない情報を避けましょう。

  • MCが信頼できない。あるいは安全に利用するための対策がなされていない
  • 安全対策やセキュリティが不十分である状態。

    ウイルス対策はもちろんHTTPS化することにより通信の暗号化を行う。またインタースティシャルを過剰に使い情報へのアクセスを妨げる行為は信頼性を下げる可能性があります。

コンテンツあるいはコンテンツ作成者の評価を上げる

E-A-Tにおいてはコンテンツの作成者、あるいはコンテンツそのものに対する評価が占める割合が非常に高くなっています。よってExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)とコンテンツとその作成者を紐づけることが重要です。以下にそのための指針を幾つか列挙します。

  • コンテンツの質と量を向上させる
  • E-A-Tはコンテンツとその作成者に対する評価とほぼ同義ですが、専門性だけは他の二つの要素とは少し性質を異にしており、高品質のコンテンツを公開することで評価されることが以下のように言及されています

    赤枠内訳「高品質のページには、時間、労力、専門知識、および才能/スキルが含まれます。個人的な経験を共有することは、毎日の専門知識の一形態です。特にコンテンツクリエイターの場合、MCで描かれている才能/スキルの水準に基づいて毎日の専門知識が評価されます(たとえば、優れたヘアスタイリングのアドバイス、塗装/製作能力、熟練したホーム/ DIY作業など)」(General Guidelinesより)。

    赤枠内訳「高品質のページには、時間、労力、専門知識、および才能/スキルが含まれます。 個人的な経験を共有することは、毎日の専門知識の一形態です。
    特にコンテンツクリエイターの場合、MCで描かれている才能/スキルの水準に基づいて毎日の専門知識が評価されます(たとえば、優れたヘアスタイリングのアドバイス、塗装/製作能力、熟練したホーム/ DIY作業など)」(General Guidelinesより)。

    つまり他の要素と異なり専門性についてのみ、専門性の高いコンテンツを公開することにより専門性が評価されるというある種の循環的な性質を持っているのです。
    ですので、E-A-Tで高評価を得るためにはまずコンテンツの質と量を充実させることが第一歩となるでしょう。

  • コンテンツ作成者や運営会社の情報をできるだけ開示する
  • コンテンツ作成者や運営会社の情報が明確であるほど信頼性は高くなります。特に専門性を示すスキルや実績の開示は専門性の証明にもなります。

  • 権威性の高いリンクを獲得する
  • Wikipediaのように利用者の多いサイトや公的機関、高いE-A-T評価を受けているサイトからのリンクはこちらのE-A-Tを向上させる上で非常に有用です。

    ユニークな研究や調査などのいわゆる0次情報のような独自性の高いコンテンツや高度な論文の要約といった付加価値の付きやすい知識は引用される機会が多く、必然的に高品質のリンクを得る機会も多くなります。

  • 多くの人間から評価を得る

権威性の高い評価でなくとも実際の多くの人間の好評価もE-A-Tを向上させます。

レビューやディスカッション、フォーラムなどを設け、フィードバックに生かせるようにしましょう。

まとめ

E-A-Tを向上させることは非常に困難ですがコンテンツの重要性が増す昨今においては無視できないファクターです。手軽に高評価を得ることができないからこそ評価基準としての重要性が高いという側面もあります。

その性質を理解し然るべき対策を地道に実践することがE-A-Tで高評価を得るために最も確実な方法です。

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