SEO対策は外注するべき?メリットや費用について解説

SEO基礎
SEO対策
2021.09.08
SEOの外注

SEO対策は、目まぐるしく変わる技術動向、対応すべき事項が多く、内製化(インハウス)するにはハードルが高いと考えている企業も多くいます。

そこで今回は、SEO対策を外注した場合のメリット/デメリット、そして費用の相場から外注依頼時の注意事項まで分かりやすく徹底解説します。

そもそもSEO対策とは何をするのか

SEO(Search Engine Optimization)とは検索エンジン最適化のことです。

自分のサイトを検索結果の上位に表示させることで、多くのユーザーがサイトへ流入することが期待できます。

SEO対策には、いくつか種類があるので紹介します。

内部SEO対策

内部SEO対策とは、サイト内部の構造・設計を最適化することです。

いくらサイト内のコンテンツが良質でも、検索エンジンのクローラーにサイト内を正しく理解してもらわなければ、評価に繋がりません。

対策としては、サイト内階層構造を表示するパンくずリストの作成やサイトマップの作成、内部リンクの設置、タイトルタグの設定など、サイト内の構造を改善します。

外部SEO対策

外部SEO対策とは、他のサイトから自社サイトへのページリンクを増やすことです。

いわゆる被リンクに対しての対策です。

多くのサイトから自社サイトへのリンクが貼られていると間接的に「そのサイトのコンテンツは質が高い」と人気のサイトであると評価できるわけですね。

しかし注意点として、Googleは有料リンクの購入(自作自演のリンク)をガイドライン違反としていますので、対策には注意が必要です。

リンクを購入し、擬似的なリンクが多くの貼られている=良いコンテンツ、の評価とはならないので当然ですよね。

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コンテンツSEO対策

コンテンツSEO対策とは、文字通りサイトの中身であるコンテンツ(記事)を強化することです。

とにかく流入ユーザーを増やしたい、商品を注文してほしいなどのさまざまな目的に沿ったコンテンツを作成することは何よりも重要です。

よくコンテンツは「量より質」なのか「質より量」なのか議論されますが、大事なのは質の高い記事をコンスタントに書き続けること、つまり量と質のバランスが重要になります。

狙いたいキーワードの選定から記事内容の企画、ライティングまで対策は多岐にわたります。

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SEO対策を外注するメリット/デメリット

SEO対策には、いろいろ種類があることを紹介しましたが、実際それらのSEO対策を外注するメリットとデメリットは何があるのでしょうか。

説明していきます。

外注するメリット

前の章でも紹介したように、SEO対策は多岐にわたります。

SEO対策を外注した場合には、主に3つのメリットがあります。

コア事業に専念できる

まずSEO対策は、あくまで自社の目的(例えば、サイトから商品を購入してほしいやお問い合わせを獲得したいなど)を達成するための手段でしかありません。

SEO対策を自社で行ったからと言って、それが自社の売り上げに直結するわけではありません。

自社の社員がその対策に多くの時間を使っていては、自社の本当にやるべき業務、つまりコア事業に専念できません。

自社の売り上げを上げるために優先すべき事項は何か、そう考えた時にSEO対策を外注するのか、インハウス(内製化)するのか、優先順位が大切になってきます。

当然、SEO対策を外注すれば、自社の社員はその他の業務に集中する事ができます。

検索エンジンの最新動向に対応

Googleなどの検索エンジンは、常に仕様のアップデートや改善を行っています。

IT業界の流行の波は非常に早く、その都度アップデート内容を調べて対応するのは時間も手間も掛かります。

SEO対策の専門会社に外注すれば、常に業界の最新動向を把握可能ですし、調査/研究の結果として現在の時点において最適なSEO対策を提案してもらう事ができます。

自社の現在の状況が分かる

SEO対策を外注すると、まず第三者の視点で自社のwebサイトを見てもらう事ができます。

自社で対応している中で、気付かなかった視点や課題から、サイトの方向性や内容を改善することも可能です。

さらに、SEO対策外注業者は競合他社の情報も豊富に持っていますので、自社サイトの差別化も図る事ができるのです。

外注するデメリット

SEO対策を外注するデメリットは、ずばり費用が掛かることです。

またSEO対策は、すぐに効果が出る短期的な施策ではないため、中長期的に費用が掛かることになります。

しかし、SEO対策を行ったサイト(コンテンツ含む)は、自社の資産として残ります。

また、外注した場合には外注費用は掛かりますが、仮に自社で内製化した場合も社員の人件費が掛かってきます。

自社でやるべきか外注すべきか、ご紹介したメリットとデメリットを総合的に考えて、どちらが費用対効果において良いかを検討することが何よりも重要なのです。

SEO対策を外注する際の費用は?

SEO対策を外注する際の費用形態には、いくつか種類があります。それによって掛かる費用も異なってきます。

費用形態の種類

費用形態、つまり発注の形態には大きく2種類あります。

成果(成功)報酬型

1つめが、成果(成功)報酬型です。

希望するキーワードに対して、自社のサイトが検索エンジンの何位にランクインしたか、その結果をもとに支払う形態です。

例えば、Googleの検索結果の1ページ目に表示されれば目標達成、ランクインした日数×指定した料金を支払うなどありますが、比較的掛かる費用は高額になるのが特徴です。

固定報酬型

2つめが、固定報酬型です。

検索エンジンの表示結果の上位表示に関わらず、毎月一定額の費用を支払う形態です。

SEO対策の他に、アクセス分析などのコンサルティング、コンテンツ制作などがセットになっているもの、またサポート窓口などが充実しているプランもあります。

月額の中で、どの対策を行ってもらうのかプランによって異なります。

SEO対策のコンサルティングでは、自社の社員もSEO対策について学びながら施策を行うことも可能です。

費用の相場

費用の相場は当然外注業者によってさまざまですが、一般的には下記の金額が目安となります。

もちろん、依頼したいSEO対策の内容によって異なりますのであくまで参考です。

  • 成果(成功)報酬型:10万円~
  • 固定報酬型:月額5万~50万(コンテンツ制作は1記事2万円~)

SEO対策を外注する会社を選ぶポイント

SEO対策を行っている会社は、数多くありますので迷ってしまいますよね。

この章では、外注する会社を選ぶべきポイントを紹介していきます。

同業界/業種における実績や事例があるか

自社と同じ業界/業種における対応実績や事例があるかは重要です。

BtoB向けなのか、BtoC向けなのかによって、サイトを訪れるユーザーは全く異なりますし、サイトの内容も違います。

また、業種によってサイトの方向性やコンテンツの中身も大きく異なります。

自社に近しい業種で実績があるかどうかは一つの判断材料になると言えそうです。

SEO対策外注会社に自社と同じ業界で実績や事例があれば競合他社の傾向なども把握していますので、最適なSEO対策を提案してもらうことができます。

外注会社のHPを事前にチェックする

とくにコンテンツ制作を依頼したい場合は、事前に外注先会社のサイトをチェックすることをおススメします。

各社、自社サイトにSEO対策に関するコラムなどを掲載していることが多いため、コンテンツの傾向や品質を知ることができます。

コンテンツの書き方などに各社個性があるため、自社の雰囲気に合いそうか、事前にチェックしてみましょう。

ファーストコンタクトで相性を確かめる

先にも述べましたが、SEO対策は短期に効果が出るものではなく、中長期的に対策を行っていくものです。

そのため外注する場合、外注業者と長い付き合いになることもあります。

仕事は大部分が、「人」と「人」との関わりになります。

外注会社のスキルやノウハウも非常に重要ですが、担当者との相性も大事だと思います。

まずは、担当者との最初の打ち合わせで相性を確かめることもおススメします。

外注した方が良い会社の特徴

SEO対策を外注した方が良い会社とは、ずばり「高単価で長期検討されやすい商材」を扱っている会社です。

例えば、住宅の購入など検索ユーザーが慎重に購入を検討しているモノは、購入前にサイトを利用して情報収集する方が多いため、サイトを上位表示させるSEO対策もプロに任せることで効果を最大限に発揮できると言えます。

外注する際の注意事項

SEO対策を外注する際には、事前に検討すべき事項や注意事項がありますので紹介していきましょう。

SEO対策の目的を明確に

SEO対策を外注する際には、丸投げしないようにしましょう。

とりあえず「サイトの上位表示をお願いしたい」という要望は多くあります。

もちろん、外注会社はその要望に対応することは可能です。

しかし、外注した際の費用対効果を考えるとおススメできません。

仮にサイトを上位表示させる事ができても、SEO対策の最終目的である「売り上げの増加」に繋がらなければ意味がありません。

SEO対策を行う目的は何か、商品を購入してほしいのか、お問い合わせに繋げたいのか、資料請求を獲得したいのか、それによってどのようなSEO対策を依頼すべきなのかも変わってきます。

費用対効果を上げるためにも、SEO対策を行う目的を定めておきましょう。

自社の目的とゴールを外注業者と共有しておけば、外注した際の施策も最大限の効果を発揮できます。

自社の業界に詳しいか事前に調べておく

先にも述べたように、業種によってサイトの方向性やコンテンツの中身は大きく異なります。

なるべく自社の業界に詳しい会社へ外注した方が業界の傾向にも詳しいので、サイトの方向性や中身において適切な対策を期待できます。

事前に外注を検討している会社の事例は、調べておきましょう。

まとめ

SEO対策は、年々複雑化しており行うべき対策も多岐にわたります。

人材の不足、スキルやノウハウの不足から、各社でインハウス(内製化)は難しいのが現状です。

SEO対策の外注には、紹介したように多くのメリットがあります。ぜひ検討してみてください。

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