新規サイトは別ドメインとサブドメインのどっちにすべき?SEO上の差はある?

SEO基礎
SEO対策
2022.01.31

新規ウェブサイトを作成するにあたり、別ドメイン(新規ドメイン)を取得し、0からサイトの作成を始める方は多いでしょう。
しかし新規ドメインを取得し、0からサイトを作成する以外にも、サブドメインを利用する方法や、すでにWebサイトを運営しているという場合は、そのサイトのサブディレクトリを利用するなど様々な方法があります。

そこで今回は別ドメインを利用するメリットとデメリットを紹介していきます。このページは、新規サイトを作成する際に、あなたは別ドメインとサブドメインのどちらを利用するべきなのかを判断する手助けとなるでしょう。

新規サイトは別ドメインとサブドメインのどっちにすべき?

既にWebサイトを運営している人が新たな情報を発信する場合、

  • 「別ドメイン」で新規サイトを設ける
  • 「サブドメイン」で新規サイトを設ける
  • 「既存ドメイン」の活用(サブディレクトリ)

という3つの選択肢が挙げられます。

結論から述べると、Googleは別ドメインを含めた3種類(別ドメイン、サブドメイン、サブディレクトリ)において、SEO上の優劣はないと明言しているのです。

それは下の動画にて、Googleトレンドアナリストであるジョン・ミューラー(John Mueller)氏によって言及されています。

つまり、別ドメイン、サブドメイン、サブディレクトリの使い分けの基準としては、SEO目的ではなく、発信する情報の内容や目的に合わせて選択するべきであるということです。

そうすることで、結果的にサイト全体の質の向上につながるため、間接的にSEOとしての効果が得られるというわけです。
ドメインを選択する際の一例を以下に示しますので、参考にしていただければと思います。

▼ドメイン選択の一例

  • 新規サイトのテーマが既存サイトと同じ場合:既存サイト内のコンテンツとして扱う(サブディレクトリ)
  • 新規サイトのテーマが既存サイトと異なる場合:別ドメインまたはサブドメイン
  • 既存ブランドと別のブランドを立ち上げる場合:別ドメイン
  • 既存ブランドの認知度を活かしつつ新規テーマを扱う場合:サブドメイン

別ドメインとは?

別ドメインとは文字通り、既存のドメインとは一切関係のないドメインを指します。
例えば「https://pecopla.net/」というドメインをもとに考えると、別ドメインとは「https://seonotakumi.com/」というように、全く関係のないドメインです。
もし「https://pecopla.net/」というURLを持つ弊社が「https://seonotakumi.com/」というドメインを取得し、新規サイトを作成すれば、弊社は新規サイトを別ドメインで始めたということになります。

別ドメインとサブドメインの違い

サブドメインとは「○○○.com」の前に文字列を挿入し、「△△△.○○○.com」のようにしてドメインを区分けしたものを指します。
例えば弊社がSEOに関する質問掲示板を新たに作成する際に、「https://seofaq.pecopla.net/」というドメインを利用すれば、弊社はサブドメインを利用したことになります。

別ドメインは既存のドメインと関係のないドメインとして扱われる一方で、サブドメインは既存のドメインのサブとして扱われます。そのため新規サイトを作成する際に、別ドメインを選んだ場合と、サブドメインを選んだ場合には、勝手の違いが大きいです。

サブドメインについては下記の記事で解説しています。

別ドメインのデメリット

別ドメインを新たに取得し、新規サイトを作成するデメリットは主に2つです。

  • サブドメインを利用するよりも順位が上がりにくい
  • ドメインの費用が発生する

これだけを見るとわざわざ別ドメインを取得する意味があまりないように思えますが、実際いくつもの企業が上記のデメリットを把握した上で別ドメインにて新規サイトを作成しているので、それ相応のメリットもあるということもぜひ頭に入れた上で、読み進めていただければと思います。
その上で、まずは上記2つのデメリットを解説していきます。

サブドメインを利用するよりも順位が上がりにくい

以下の3つの理由から、別ドメインを利用する場合、サブドメインを利用して新規サイトを作成した場合よりも、検索順位が上がりにくいというデメリットがあります。

理由1:SEO評価を受け継ぐことができない

既存のドメインを利用する場合、既存のサイトがGoogleから一定の評価を得ていれば、新規サイトを作成した際に、ベースとなるドメインの一部の評価を受け継ぐことができます。そのため新規サイトであっても、比較的早く上位表示することが可能です。

一方で別ドメインを利用する場合は、既存のサイトにいくつ被リンクがあり、Googleからの評価が高くても関係ありません。既存のサイトから新規サイトにリンクを貼ることで、新規サイトの評価を高めることができるケースがありますが、基本的に1からSEO対策を行う必要があります。

被リンクを増やす方法については下記の記事で解説しています。

理由2:初期段階においてコンテンツが不足する

既存のドメインに関連するサイトを作成する場合、サブドメインで作成すれば、ドメイン内のコンテンツが多くなり、結果的にGoogleからの高評価につながることが多いです。例えば、大まかなテーマが健康だったとすれば、ベースとなるドメインに健康に関する記事が1,000記事、サブドメインにも健康に関する記事が200記事入っていれば、1,200記事分の情報量で評価されます。

一方で、200記事入った新サイトが別ドメインの場合、既存のサイトとは分けて評価されるため、新サイトはコンテンツが少ないと判断され、評価が上がりにくいです。既存のサイトと重複コンテンツが発生しないように、注意しながら新規サイトにも多くの記事を入れる必要があります。

重複コンテンツについては下記の記事でも解説しています。

理由3:新規ドメインは検索順位が上がりにくい

新規ドメインを取得し、サイトを作成した場合、一時的に検索上位に表示することができても、一定期間圏外に消え去ることがあります。これはGoogleの「サンドボックス」や「ハネムーン」と呼ばれる現象です。その間は良質なコンテンツを作成し、記事を公開しても検索順位が上がることは期待できません。

Googleは意図的にこのような現象を引き起こすことはないと、公式で発表しているものの、コンテンツの品質を正当に評価しようというアルゴリズムの一連の処理により、「サンドボックス」や「ハネムーン」という現象が発生しているように見えることがあるとしています。そのため新規ドメインは検索順位が上がりにくい傾向があるのは否定できません。

SNSなどを有効活用し、オーガニックトラフィック以外の流入を増やし、被リンクを獲得することで、比較的短期間で検索上位に表示することも可能です。しかしサブドメインを利用する場合と比べれば、時間がかかります。

SNSの活用法については下記の記事で解説しています。

ドメインの費用が発生する

新規サイトを作成するために、別ドメインを取得すれば、別ドメインの取得に費用がかかります。また高額なSSLサーバ証明書も新規で取得する必要があるため、費用がかかる場合もあるため注意が必要です。

(なお多くの場合、SSLサーバ証明書はサブドメイン単位で発行されるため、サブドメインで新規サイトを作成する場合にもSSLサーバー証明書を新規取得する必要があります。その場合、別ドメインを利用する場合とサブドメインを利用する場合の費用負担は、ドメイン費用のみとなり、差額は小さいです)

別ドメインのメリット

別ドメインを利用して、新規サイトを作成する場合、検索順位を上げるのに苦労するというデメリットがあるにもかかわらず、上記でもお話したように別ドメインを利用する方もいます。
別ドメインを利用するのは、以下のメリットがあるからです。

  • 検索上位を自社サイトで独占することも可能
  • 複数のサイトを保有することでリスクヘッジ可能
  • サイトの一貫性を保つことが可能

それぞれ解説していきます。

検索上位を自社サイトで独占することも可能

上位表示するキーワードによっては、同ドメインのサイト内の複数のページを上位表示することが可能だった時期もありました。しかしこれまでは同一サイトから表示されるページ数の制限に関する変更を度々行っており、現在は検索結果に表示されるページは、サブドメインを含め1サイトにつき、2ページまでとなっています。(特に関連性が高いサイトは3ページ以上表示されることもあります)

一方で別ドメインは、既存のドメインとは全く関係のないサイトとなるため、既存のサイトと新規サイトの2サイトで同一キーワードの上位表示を狙った場合、1サイト2ページまで表示されるので、検索結果に4ページまで表示することが可能です。仮に検索順位1位〜4位を独占すれば、アクセスの4割以上を獲得することができます。

ただし、これはあくまで全てが思い通りになった場合を想定しています。実際には2ページ表示されることはなかなかないということも合わせてお伝えしておきます。

複数のサイトを保有することでリスクヘッジ可能

Googleではガイドラインに違反した場合に、自動ペナルティーや手動ペナルティーが課され、検索順位が落ちることがあります。ペナルティーの原因は様々ですが、主に次の場合にペナルティーが課されることが多いです。

  • 低品質なコンテンツを大量に抱えている
  • 不自然なリンクが貼られている

ペナルティーを受けた場合でも、問題を改善すれば検索順位が戻ることはありますが、戻るまでの期間の、サイトからの売上の著しい減少は避けられません。さらに検索順位が長期間にわたって戻らないこともあります。

しかし別ドメインで複数のサイトを保有していれば、1つのサイトがペナルティーを受けてしまっても、残りのサイトがペナルティーを受けなれば、売上をある程度の水準で維持することが可能です。Googleがガイドライン違反に厳しい姿勢を見せており、ペナルティーのリスクが増えた現在、別ドメインを利用することで、リスクヘッジになります。

サイトの一貫性を保つことが可能

サブドメインは、ベースとなるドメインと関連づいたドメインです。そのためベースとなるドメインと関連の薄いテーマのサイトを、サブドメインで初めてしまうと一貫性を保つことはできません。

一方別ドメインを利用して、既存サイトとは別にサイトを作成することでサイトの一貫性を保つことができます。サイトの一貫性を保つことはSEOとブランディングの観点から重要です。

SEOにおけるサイトの一貫性の重要性

Googleは個別ページだけでなく、ドメイン全体として、どのようなテーマを扱っているかを判断して、検索順位に反映しています。例えば、SEOに関するサイトにSEOに関する良質なコンテンツが豊富にあれば、SEO関連のキーワードで、そのサイトを上位表示します。

しかし仮にSEOに関するサイトのサブドメインに美容院のサイトがあれば、Googleはそのドメインが、どのようなテーマを扱っているのか理解することができません。その結果上位表示するのが難しくなるため、SEOではサイトで一貫性を持たせるのが重要です。

ブランディングにおけるサイトの一貫性の重要性

既存のサイトと新規サイトのブランドイメージが異なる場合があります。例えば現在高級服をサイトで販売している企業が、サブドメインを利用して新規サイトを起ち上げ、そこで安価な服を販売する場合、既存サイトの「高級」なイメージが崩れてしまう可能性があります。

そのような場合、別ドメインを利用してサイトを作成することで、既存サイトのイメージを壊すことなく、新規サイトを立ち上げることができます。

まとめ

別ドメインでの新規サイトの作成は、サイトの方向性や一貫性という観点から非常に重要な施策の一つと言えます。新規サイトを作成する際には、既存のサイトと新規サイトのテーマや、新規サイトにかけられるリソースの大小などを明確にしたうえで、別ドメインを利用するのか、サブドメイン (場合によってはサブディレクトリ)を利用するのかを決定することをおすすめします。

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